OOTAMA Blueと日本ワインを楽しむ会
スローフード横浜OBの毛利良之さんが、福島県大玉村で自ら葡萄栽培して造られたワイン”OOTAMA Blue”(メルロー&甲州)を呑むワイン会を開催しました。せっかくなので、同じ東北の有名なワイナリーのワインを集めて水平テイスティングを実施しました。また【ワイン豆知識】として、洋酒やワインを飲む量の基準についても勉強して貰いました。
テイスティングしたワインは、大玉ブルーの他、福島の東和町「ふくしま農家の夢ワイナリー」一慶 樽熟成ヤマソーヴィニヨン、いわき市の「いわきワイナリー」ふじのゆめ(山葡萄メルロー)、山形県かみのやま市「タケダワイナリー」シャトータケダ(カルベネ&メルロー)、新潟市角田浜「カーブドッチワイナリー」ピノ・ノワール、新潟市新飯田「ホンダヴァンヤード&ワイナリー」フェルミエ(アルバリーニョ)、山梨県笛吹市「ルミエール」プレステージ オランジェ(自然派甲州)の8本です。
その他、会津只見町「ねっか 44」(米焼酎 44度)を〆の1杯用に飲みました。ねっかは日本酒を蒸留して造っていて、香りが日本酒の3倍も強く香るので、お米のブランデーの様で、〆の1杯の相応しいか試してみました。
OOTAMA Blue は、ファーストヴィンテージとは思えない程シッカリした味わいで、これからが楽しみな仕上がりです。甲州の方は、お花の香りが徐々に変化しながら蜂蜜の味わい等がそっと現れてくる今風の仕上がりの素敵なワインです。その他の日本ワインとの比較も大変勉強になりました。
ただ、元スローフード山形会員のタケダワイナリー岸平典子さんが、納得した葡萄が収穫された年にしか造らない幻のワイン「シャトータケダ」は値段から考えても別格で、本場のフランスワインと比べても遜色ない素晴らしい出来栄えでした。
今回もジャパニーズワインのレペルの高さや可能を改めて認識しました。
さて、ワイン会と言ってもお料理の方もフランス料理「ムッシュ」の菅野茂オーナーシェフと相談して、正統派フランス料理を作っていただきましたので、ご紹介します。まずは、鮎のコンフィー、ラタトゥイユ添え。ちょうど東北の鮎が解禁になったので、立派に育った鮎をいただきました。
鮑のロースト 肝のソース添えとカツオのタタキ バルサミコソース。ちょうど鮑も解禁になりました。こちらも200g以上の大きな鮑を使っています。
穴子のマトロット 本来はウナギなど淡水魚で作りますが、今回はちょうど穴子が旬だったのでつくっていただきました。土用の丑の日にウナギを食べるなら洋食でもウナギを食べてみたいと、昔ラルース料理百科事典や辻料理学校フランス料理教本などを見てシェフにお願いした逸品です。「これならアナゴの方が美味いよ!」と、菅野シェフはおっしゃっていました。
お肉料理は、ラムのランプ肉のロースト、カラシソース。この最高級ラムのランプ肉は、赤身肉ながらやわらかくて雑味がなく、お肉の旨みがストレートに感じられて英国王室宮中晩餐会でも使われる程の美味しさです。
デザートはシンプルに、定番のガトーショコラを厚切りで。そして〆の1杯に米焼酎「ねっか 44」を試しました。こうした旬の素材にこだわった正統派フランス料理を食べさせていただきながら、ワインとお料理のハーモニーを参加者で大いに楽しみました。
最後に、今回大変お世話になったフランス料理「ムッシュ」のオーナーシェフ菅野茂さんをご紹介します。菅野シェフは、長年福島のフランス料理を牽引する有名シェフで、後進の指導もされてご子息もフランス料理人とソムリエをされています。
本当は、ここにコロナ禍で控えていたスローフード福島メンバーの集合写真を載せるつもりでしたが、ナント集合写真が撮れていなかったそうで、残念ですが今回も集合写真はナシとなりました。
集合写真は、次回までお預けです?! (汗)
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